しごと自動化レシピ

WORK RECIPE GAS

入れ子JSONの変わった末端だけをパス付きで出す

両方がオブジェクトの場合はキーをたどり、末端で異なる値だけを記録します。パス中のスラッシュとチルダをエスケープしてキー名の曖昧さを避けます。 外部送信やシート更新をせず、コード内の架空データから完成表のJSONを作ります。

旧JSON・新JS → パス・旧値・新値(作業の流れを表す概念図)
実行確認の記録なし

公式資料を参照して構成した手順です。本記事の操作・コードの実行は未確認です。小さな入力例で期待結果を確かめてから利用してください。

できあがるもの

実行ログのJSON配列は[["/a/y","2","3"]]です。完成表の列順はパス・旧値・新値です。

始める前に

  • Googleアカウントで新しいApps Scriptプロジェクトを作成し、V8ランタイムを使用します。対象はエディタで手動実行する通常の関数です。
  • このコードはLoggerとJavaScriptの標準機能だけを使います。シートID、APIキー、トリガー、メール送信権限は不要です。
入力例

シートからは読み取りません。コード内のinputが入力表で、列順は旧JSON・新JSONです。架空の値は[["{\"a\":{\"x\":1,\"y\":2}}", "{\"a\":{\"x\":1,\"y\":3}}"]]です。

入力例を表で確認する
入力例
旧JSON新JSON
{"a":{"x":1,"y":2}}{"a":{"x":1,"y":3}}

掲載手順と同じ小さな入力例です。まずは、この値で試してください。

手順

  1. 新しい検証用Apps Scriptプロジェクトを開きます。既存の業務コードやトリガーには追加せず、下の関数だけを貼り付けて保存します。実在の顧客・案件・金額は使わず、まず記載の入力例のまま進めます。
  2. 次の関数はinputを元にoutputを組み立て、完成表の各行をJSON配列としてログに出します。実行する関数名はrunRecipeです。
    function runRecipe() {
      const input = [["{\"a\":{\"x\":1,\"y\":2}}","{\"a\":{\"x\":1,\"y\":3}}"]];
      const old=JSON.parse(input[0][0]),fresh=JSON.parse(input[0][1]),output=[];
      const missing=Symbol('missing');
      const own=(object,key)=>Object.prototype.hasOwnProperty.call(object,key);
      const display=value=>value===missing?'(欠損)':JSON.stringify(value);
      function walk(a,b,path) {
        if(a===missing||b===missing) {
          output.push([path,display(a),display(b)]);
          return;
        }
        const plain=value=>value!==null&&typeof value==='object'&&!Array.isArray(value);
        if(plain(a)&&plain(b)) {
          const keys=[...new Set([...Object.keys(a),...Object.keys(b)])].sort();
          for(const key of keys) {
            const childPath=path+'/'+key.replace(/~/g,'~0').replace(/\//g,'~1');
            walk(own(a,key)?a[key]:missing,own(b,key)?b[key]:missing,childPath);
          }
        } else if(JSON.stringify(a)!==JSON.stringify(b)) {
          output.push([path,display(a),display(b)]);
        }
      }
      walk(old,fresh,'');
      Logger.log(JSON.stringify(output));
    }
  3. 両方がオブジェクトの場合はキーをたどり、末端で異なる値だけを記録します。パス中のスラッシュとチルダをエスケープしてキー名の曖昧さを避けます。 エディタの関数選択でrunRecipeを選んで1回実行し、実行ログを開いてください。シートへの書き込みは行わないため、ファイル一覧やセルを探す必要はありません。 キーは各オブジェクト自身のプロパティかを先に確認します。__proto__・toString・constructorも通常のJSONキーとして扱い、継承された値を読まず、不在は専用の印から「(欠損)」へ変換します。nullや空オブジェクトは欠損とは別の値です。
  4. 実行ログのJSON配列は[["/a/y","2","3"]]です。完成表の列順はパス・旧値・新値です。 行の順序と値を両方照合します。この例は日時にローカルの現在時刻を使わないため、別の日に同じ入力で再実行しても同じ結果を得る設計です。
  5. 配列は要素単位でなく全体の値として比較します。JSONで表せるデータだけを扱い、欠損と文字列としての「欠損」は表示上区別して確認してください。 実務へ広げる場合は入力件数と型を検証し、空配列・境界・重複などの業務ルールを先に決めます。入力例を変える際は元のコードを控え、1項目ずつ結果を比べます。 欠損とnullは区別し、追加・削除されたオブジェクトや配列はそのキーの値全体を1行で記録します。
    できあがる結果を表で確認する
    できあがる結果
    パス旧値新値
    /a/y23

    両方がオブジェクトの場合はキーをたどり、末端で異なる値だけを記録します。パス中のスラッシュとチルダをエスケープしてキー名の曖昧さを避けます。 キーは各オブジェクト自身のプロパティかを先に確認します。__proto__・toString・constructorも通常のJSONキーとして扱い、継承された値を読まず、不在は専用の印から「(欠損)」へ変換します。nullや空オブジェクトは欠損とは別の値です。

期待結果と照合する

実行ログのJSON配列は[["/a/y","2","3"]]です。完成表の列順はパス・旧値・新値です。

まずこの入力例で確認し、件数や値が一致しているかを見ます。完了表示だけで判断せず、重複・空欄・対象外データも残っていないか確認してください。

うまくいかないとき

  • 配列は要素単位でなく全体の値として比較します。JSONで表せるデータだけを扱い、欠損と文字列としての「欠損」は表示上区別して確認してください。 欠損とnullは区別し、追加・削除されたオブジェクトや配列はそのキーの値全体を1行で記録します。
  • Google接続済み環境での実行は未確認です。JavaScriptの構文確認やローカル計算確認は、Googleの実行環境と権限の確認の代わりにはなりません。

止める・元に戻す

関数を実行してもシート・メール・外部サービスは変更しません。追加したrunRecipe関数とテスト用プロジェクトを不要に応じて削除してください。ログに機密値を入れないことを前提とします。

公式資料・対応範囲

参照日:2026-10-19。公式資料の一般的な機能説明と、本記事固有の入力例の実行検証は別です。実務での短縮時間や効果は未計測です。

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