公式資料を参照して構成した手順です。本記事の操作・コードの実行は未確認です。小さな入力例で期待結果を確かめてから利用してください。
できあがるもの
実行ログのJSON配列は[["A",10],["B",6],["C",3],["D",4]]です。完成表の列順はID・子孫込み数量です。
始める前に
- Googleアカウントで新しいApps Scriptプロジェクトを作成し、V8ランタイムを使用します。対象はエディタで手動実行する通常の関数です。
- このコードはLoggerとJavaScriptの標準機能だけを使います。シートID、APIキー、トリガー、メール送信権限は不要です。
シートからは読み取りません。コード内のinputが入力表で、列順はID・親ID・数量です。架空の値は[["A", "", 1], ["B", "A", 2], ["C", "A", 3], ["D", "B", 4]]です。
| ID | 親ID | 数量 |
|---|---|---|
| A | 1 | |
| B | A | 2 |
| C | A | 3 |
| D | B | 4 |
掲載手順と同じ小さな入力例です。まずは、この値で試してください。
手順
- 新しい検証用Apps Scriptプロジェクトを開きます。既存の業務コードやトリガーには追加せず、下の関数だけを貼り付けて保存します。実在の顧客・案件・金額は使わず、まず記載の入力例のまま進めます。
- 次の関数はinputを元にoutputを組み立て、完成表の各行をJSON配列としてログに出します。実行する関数名はrunRecipeです。
function runRecipe() { const input = [["A","",1],["B","A",2],["C","A",3],["D","B",4]]; const nodes=new Map(input.map(([id,parent,value])=>[id,{parent,value}])); const totals=new Map(), visiting=new Set(); function total(id){if(totals.has(id))return totals.get(id);if(visiting.has(id))throw new Error('循環');visiting.add(id);let sum=nodes.get(id).value;for(const [child,node] of nodes)if(node.parent===id)sum+=total(child);visiting.delete(id);totals.set(id,sum);return sum;} const output=input.map(([id])=>[id,total(id)]); Logger.log(JSON.stringify(output)); } - 自分の数量に全ての子の合計を足し、計算済みの値を再利用します。親Aの1とBの6とCの3が合計10になるよう、直接の子だけで止めません。 エディタの関数選択でrunRecipeを選んで1回実行し、実行ログを開いてください。シートへの書き込みは行わないため、ファイル一覧やセルを探す必要はありません。
- 実行ログのJSON配列は[["A",10],["B",6],["C",3],["D",4]]です。完成表の列順はID・子孫込み数量です。 行の順序と値を両方照合します。この例は日時にローカルの現在時刻を使わないため、別の日に同じ入力で再実行しても同じ結果を得る設計です。
- ID一意で全ての親が存在する木を前提にします。循環は拒否しますが、別の枝の数量の二重計上を許すネットワーク構造には使いません。 実務へ広げる場合は入力件数と型を検証し、空配列・境界・重複などの業務ルールを先に決めます。入力例を変える際は元のコードを控え、1項目ずつ結果を比べます。
できあがる結果を表で確認する できあがる結果 ID 子孫込み数量 A 10 B 6 C 3 D 4 自分の数量に全ての子の合計を足し、計算済みの値を再利用します。親Aの1とBの6とCの3が合計10になるよう、直接の子だけで止めません。
期待結果と照合する
実行ログのJSON配列は[["A",10],["B",6],["C",3],["D",4]]です。完成表の列順はID・子孫込み数量です。
まずこの入力例で確認し、件数や値が一致しているかを見ます。完了表示だけで判断せず、重複・空欄・対象外データも残っていないか確認してください。
うまくいかないとき
- ID一意で全ての親が存在する木を前提にします。循環は拒否しますが、別の枝の数量の二重計上を許すネットワーク構造には使いません。
- Google接続済み環境での実行は未確認です。JavaScriptの構文確認やローカル計算確認は、Googleの実行環境と権限の確認の代わりにはなりません。
止める・元に戻す
関数を実行してもシート・メール・外部サービスは変更しません。追加したrunRecipe関数とテスト用プロジェクトを不要に応じて削除してください。ログに機密値を入れないことを前提とします。
公式資料・対応範囲
参照日:2026-10-19。公式資料の一般的な機能説明と、本記事固有の入力例の実行検証は別です。実務での短縮時間や効果は未計測です。